mosaique


season1 REAL‐LOVE
−傷つきやすい君のための とっておきの"愛"のカタチ−

File1『PRISM』
- Story -


「ソラが死んだ」

ホワイトに送られてきた手紙には、
その一言だけが書かれてあった。

劇作家のホワイトと、俳優のソラ。
二人は宿命の恋に落ちた。
1年後、ソラは失踪する。
そして、ソラは死んだらしい。
一体なにがあったのか。

ホワイトはソラとの日々を思い返した。
愛と裏切りと嫉妬にまみれた、真っ赤な血のような記憶。
ソラは炎のようにホワイトを愛し、
そしてあっさり切り捨てた。

「それは、嘘」
誰かの声が聞こえる。
ソラの親友、ケイだった。

ケイにとってソラは、
野心と恋慕がうごめく緑色の海のような人だった。
彼に憧れ、彼をやっつけたくてたまらなかった。
そして、実際にやってのけた。

「それは、嘘」
また誰かの声が聞こえる。
女優のタキだった。

タキはソラに騙された。タキにとってソラは、
小枝を金の生る木に見せかけるような大ペテン師だった。
彼のせいで人生を狂わされた。

「それは、嘘」
誰かの声が聞こえた。
蒼い光の中から姿を現したのはソラ自身だった。

ホワイトはソラの真実を知る。
あの時、彼が何をしようとしていたのか、
そしてホワイトへの本当の想いを。

「それは、嘘」
誰かの声が、聞こえた。

「ソラが死んだ」
真実を分割するプリズム。
視る者によって変わっていく世界を
多面的に描きながら
心の交錯を紐解く、究極の恋愛劇。

「笑顔はあんまり好きじゃないな。
君が笑う時は、嘘をつくときだから」

あなたにそう言われると私はよく機嫌を損ねた。
それを愛だとなぜもっと早く気付かなかったのだろう。

これは私の、懺悔の物語。
あの頃の私は、あなたの想いに気付くことなく
一人で傷つきあなたから遠ざかった。
時が経ちあなたはもうこの世にいない。

あの時、あなたは本当は、何を言おうとしていたの。

鏡の奥を覗きこんで「愛してる」と呟いてみたら
過去への扉が開いた。

今、やっと私は本当のあなたに逢いにいく。

mosaique season1 REAL‐LOVE
File1『PRISM』

脚本より

プロデューサー、ユカ(瀬川ももえ)の事務所に、脚本の売り込みにやってきた脚本家のホワイト(S)は、ユカに、「自分の痛い恋愛経験でも書いてみれば?」と冷たく追い返され、目を背けていた過去の出来事に、向き合っていく。

六年前、神戸から全財産の100万円を握りしめて上京したホワイトは、同郷の友人でもある女優マナ(相原えみり)の紹介で、ミミ(諸治蘭)率いる劇団の、座付作家となった。
ホワイトが、ミミの劇団を選んだ理由は、ただ一つ。スター俳優のソラ(南千紗登)が所属しているからだ。
舞台上で眩しいほど光り輝くソラを、一目見て以来、ホワイトの心はソラへの想いが溢れてしまっていた。
劇団には、新進気鋭の俳優で、マナの恋人でもあるケイ(朝井莉名)や、ソラに憧れるアイドルのアヤ(小板橋みすず)がいて、 ホワイトの書いた脚本による公演にむけ、駆け引きやジェラシー、虚々実々の人間模様が、繰り広げられていく。
ホワイトはソラを愛し、ソラもホワイトだけを愛していた。ホワイトは愛情につつまれ脚本を書き、ソラが全身全霊で演じる。
全ては、幸せに向かっているように思われた。
しかし…。

ソラがアヤと夜の街に消えた。
ホワイトは、ケイの誘惑に落ちていく。
満月の夜。
ステージ上で、ホワイトがソラを刺す?

ソラを殺した。

それは、
ホワイトが語る、あの日の出来事。
ホワイトの世界は、赤の世界。
ホワイトは、本当にソラを殺したのか?
ケイが語り出す。
ケイが見た、あの日の出来事。
ケイの見た世界は、緑の世界。
アキが語る。
アキが見た世界は、黄色の世界。
ミミが語る。
ミミが見た世界は、青の世界。

見る人により、180度違ってしまう世界は、
まるで、プリズムで見た、
四色の世界。

誰もが真実を語り、
誰もが嘘をついている。

四色が混じり合うと
光は、真っ白になる。

あの日、
ソラとホワイトの間に
何があったのか?

KOSENのテーマ曲、hovalの歌、高山典子のヴァイオリンの調べ。
ダンスと台詞。
その向こう側には…

真実の愛が
きっとあるはず。

体験してください。

あなたも、
プリズムのきらめきを。
mosaique




                                                                    
出演  南千紗登
  S
  朝井莉名
  小板橋みすず
相原えみり
諸治蘭
hoval
KOSEN
高山典子(ヴァイオリン演奏)
会場DDD AOYAMA CROSS THEATER
 東京都渋谷区渋谷 1-3-3 ヒューリック青山第 2 ビル B1F
 TEL: 03-5468-5475
 渋谷駅・表参道駅から徒歩8分
チケット料金5500円
日程2018年5月11日(金)〜5月14日(月)
  11日(金) 19:00
  12日(土) 14:00/18:00
  13日(日) 13:00/17:00
  14日(月) ☆13:00/☆17:00
 ※5月14日 終演後プチイベント開催予定
 ※客席開場は開演の30分前
 ※ロビー開場は開演の1時間前(グッズ販売を行います)
チケット発売日3月29日(木)
Confetti(カンフェティ)にて販売開始
チケットに関するお問合せVACAR ENTERTAINMENT
contact@vacar.co.jp
脚本・演出中井由梨子
サウンドディレクターKOSEN
舞台監督久住幸子
舞台美術佐藤朋有子
照明プランナー宮崎順子
照明オペレーター橋本統子
音響高橋真衣
衣装横尾早織
ヘアメイク大の木ひで
ダンス振付相原えみり・hoval
WEBデザイン白川可奈子
 
メインビジュアルボディメイク大の木ひで

プロデューサー J
音楽プロデューサー 安藤日出孝
撮影監督 百束尚浩
制作統括坂本健(VACAR ENTERTAINMENT)
衣装提携WEGO(株式会社ウィゴー)
協力株式会社ポイントブランク
有限会社 BLUE ROSE
株式会社放映新社
株式会社芸映
有限会社タンバリンアーティスツ
株式会社エー・プランニング
有限会社ヒドゥン
株式会社万永
株式会社タイズブリック
企画・製作inspiration incarnate